独学で英語習得する4つの秘訣!【TOEIC985点の私が解説】

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東京オリンピック・パラリンピックが
いよいよ来年に迫り、
2025年には大阪万博の開催も決定しました。

気が付くと街に
外国人観光客が増えてきて、
英語が話せないことに焦りを感じている方も多いのでは?

流暢な英語で
道案内する日本人を見かけると、
尊敬の眼差しで見てしまいますね。

通訳なしで海外旅行をしてみたい!
という方もいらっしゃるかもしれません。

私はというと、高校生の時のアメリカ旅行で
「How are you?」さえ聞き取れませんでした。

相手は私が英語を話せないことを察し、
もう一度ゆっくりと話してくれて
ようやく英語を理解できたのです。

しかし、

「アイム ファイン サンキュー。アンド ユー?」

という私の返事に対し、
相手は苦笑い…。

「もっと英語を上手に話せたらよかったのに」
と泣きそうになり、
初めての海外旅行も苦い思い出になってしまいました。

帰国後は、
「ちゃんと話せるようになりたい!」
と一念発起。

その結果現在は、
TOEICテストで985点を取得。

1人で海外旅行に行き、
多少のトラブルにも対応できる
くらいの英語力を身に付けています。

今回は、そんな私が実際に試し、
効果のあった英語学習法をご紹介したいと思います。

英文法の基礎固めをする

中学の英文法を完璧にする

最初に手を付けたのが、
基礎中の基礎である「文法」を
振り返ることでした。

理解はしていたつもりだったのですが、
いざ英語を話そうとすると頭に浮かばないのです。

そこで、中学文法に特化して取り組みました。

3つのポイントを押さえる

さあいざ勉強!と思っても、
範囲が広すぎてどこから手を付けようか…
と思ってしまいますよね。

そんな時は、まずこの3つを
押さえるようにしましょう。

  1. 5文型
  2. 時制
  3. 一般動詞とbe動詞の違いと役割

1つずつ具体的に説明していきますね。

・5文型

SV、SVO、SVC、SVOO、SVOCの5つ。

「あー、そういえばこんなのやったなぁ。」
という感じのアレです。

なんとなく流してしまいがちな
このパートですが、英文を作る上で
ここを理解しておくことはとて重要です。

[aside]例)

[S+V] I eat.  私は食べる。

[S+V+O] I eat an apple.  私はリンゴを食べる。

[S+V+C] It is an apple.  それはリンゴである。

[S+V+O+O] I give my brother an apple.  私は兄にリンゴをあげる。

[S+V+O+C] I make my brother happy. 私は兄を幸せな気持ちにする。

[/aside]

・時制

「いつの話なのか」はとても大事です。

現在形、過去形、未来形、
日本人が最も苦手とする完了形。

しっかり理解すると、
会話を広げていくことができますよ。

[aside]例)

[現在形] I eat an apple.  私はリンゴを食べる。

[過去形]  I ate an apple yesterday. 私は昨日リンゴを食べた。

[未来形]  I will eat an apple tomorrow. 私は明日、リンゴを食べるでしょう。

[現在完了形]I have just eaten an apple. 私はちょうど英語を食べたこところだ。

[/aside]

・一般動詞とBe動詞の違いと役割

go, do, eat などが一般動詞、
am, is, areなどがbe動詞です。

この2種類使い方をマスターできれば、
英会話がスムーズに上達します。

[aside]例)

[一般動詞] I go to school. 私は学校に行く。 ←動作を表す。

[be動詞] I  am at school. 私は学校にいる。 ←位置や状態を表す。

[/aside]

初心者にはNHK「基礎英語講座」

押さえるポイントが分かったところで、次は教材です。

私がお世話になったのが、
NHKの「基礎英語講座」です!

語学のプロが作成したカリキュラムで、
短時間ながらものすごく
わかりやすく解説してもらえます。

特にラジオの基礎講座は
毎日朝の支度をしながら聴くようにしました。

テレビのように画面を見ていなくても、
耳から「ながら」で学習できるのでオススメです。

そして1日の中で何度か、
その日学んだフレーズを振り返るようにします。

約1年聴き続けた結果、
英文の組み立て方が理解できるようになり、
シンプルな日本語であれば一瞬で英文に直せるようになりました。

海外ドラマを見る

おすすめ海外ドラマとは?

次にリスニング強化のため、
海外ドラマを見ることにしました。

私が選んだのは、
海外旅行中にたまたま見た
「フレンズ」というドラマです。

最初は何を喋っているのか
さっぱり理解できなかったのですが、
その楽しそうな雰囲気に惹かれたのです。

日本でも放送されていたので、
ご存じの方の多いのでは。

当時はレンタルビデオ店で借りるしかなく、
手始めに第1シーズンをレンタルして見ました。

結果、ドはまりしたのです。

返却までの1週間で、
10回は見たかと思います。

毎日、夕飯を食べながら見ていました。

5回も見ると内容も暗記できたので、
6回目以降は英語字幕で。

無理に英語字幕を追わなくても、
登場人物が話している内容が
何を意味しているのかがわかれば、
まずはそれでOKとしました。

「フレンズ」は1話約20分、
内容も1話完結なので、
飽きずに見続けることができてオススメです。

現在はU-NEXTの動画配信サービスでも
見ることができるので、
気になった方はぜひチェック!

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何度も繰り返す

英語で話す登場人物のセリフを理解するためには、
ドラマの内容を正確に把握しておくことが必要です。

正確に内容を把握するためには、
何度も何度も、繰り返し見ること。

日本語で次のセリフを
予想できるまでになれば完璧です。

私の場合、1エピソードにつき10回は見ました。

ネイティブ並みの発音になる方法

10回目に見るころには、
好きなキャラクターのセリフを一部、
自分でも口に出してみました。

すべてのセリフを拾う必要はありません。

心に残ったフレーズだけ、
英語字幕を見ながら
キャラクターの真似をして言ってみるのです。

海外ドラマから学ぶことで、
感情のこもった表現を身に付けることができます。

これにより、英単語が持つアクセントや、
音のつながり知ることができ、
ネイティブの話し方に近づくのです。

この学習法は今も継続しているのですが、
VHSがほぼ絶滅してしまった今、
お風呂にタブレットを持ち込んで、
湯船につかりながら見るようにしています。

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日記を書く

シンプルな内容でOK!

最後に取り組んだのが、
英文で日記を書くことでした。

枕元に小さなノートとペンを置いて、
寝る前の10分を日記タイムにあてました。

日記というと、
1日の出来事を振り返って、
その時の感情を書き綴る。

・・・なんだか難しそうですよね?

でも書く内容は、
シンプルなものでOK。

1行でもいいのです。

例えば、

「電車の中でお年寄りが
立っていたので席を譲ってあげたら、
『ありがとう』と言いながら飴をくれた。
ちょうど風邪気味で喉が
イガイガしていたのもあり、嬉しかった。」

という出来事を書きたい場合、

「席を譲る」?

「風邪気味」?

「喉がイガイガ」?

と、わからない表現も
でてくるかと思います。

ここで挫折しないでください!

分からない英語表現があっても
できるだけシンプルに、
簡単な表現に直すようにしましょう。

「電車の中でお年寄りが立っていた。
私は立った。
お年寄りは『ありがとう』といった。飴をくれた。
私は風邪をひいていた。嬉しかった。」

 “An old man was standing in the train.
I stood up. He said “Thank you.”
He gave me a candy.
I have a cold. I was happy.” 

という風に
短い英文でも大丈夫なのです。

完璧な日記にしない

英文だけ読むと、
補足しないとわからない部分もでてきます。

でも、完璧な文を作るために
いちいち調べていると、
私の場合、かならず挫折すると思いました。

なので、
「たとえ間違っていたとしても採点されるわけじゃないし」
と開き直り、
どうしても知りたい単語があれば、
その時は調べて書くようにしました。

3カ月続けてみると、日本語の文をシンプルに考える癖がつき、

半年続けると、日記を書く時間が半分になり、

1年続けると、知っている単語量が3倍以上になっていました。

実際に英会話するまでの4STEP

英会話できる身近な環境を探す

出勤で利用する駅で、
出かけた先の観光地で、
外国の方を見かけることはありませんか?

もしくは、職場に外国の方が来られることはありませんか?

日常生活の中で、
英語を使える機会がないか、
少し振り返ってみましょう。

私の場合、当時アルバイトをしていた
カフェに週に1度は来店される女性がいました。

外国の方だというのはわかっていたのですが、
話しかける勇気が持てず、
いつも英語を話せるスタッフに対応を任せていたのです。

思い切って話しかける

ある日、毎日の英語学習を
通じて少しずつ自信を持ち始めた私は、
思い切って話しかけることにしました。

初めての会話は今も忘れません。

[aside] “Are you ready to order?”  

「ご注文はお決まりですか」

“Yes. Can I have a coffee?” 

「はい。コーヒーでお願いします。」

[/aside]

自分でも驚くほど、
英語がスムーズに出てきました。

そして、まったく問題なく英会話することができるほど
話せれたし、聞き取れました。

自分の英語が通じる嬉しさを、
これほど実感した日はありません。

その日以降、
彼女が来店されるたびに
必ず2~3分は会話するようになりました。

あなたも周りの環境を振り返ると、
外国の方がいることがあるかもしれません。

日本人と違って外国の方は
話しかけられると喜ぶ文化がありますので、
ぜひ積極的に話しかけてみてください。

分からない単語を伝える方法

会話をしていると、
わからない単語もでてきます。

そんな時は、かみ砕いて伝えるようにしてみました。

例えば、会話のなかでどうしても
「ウニ」という単語が
出てこないことがありました。

何とか伝えられないかと、

「海の中にいて、
黒くて、ボールみたいに丸くて、
硬くて、触ると痛くて…」

と連想ゲームのように話しているうちに、

「ああ、ウニ(sea urchin)ね!」

と教えてくれました。

例えば日本人同士でも、
小さな子供に「○○って何?」と質問されたら、
かみ砕いて説明することがありますよね。

同じように、知らない単語でも
連想ゲームのように自分の知っている単語を使うことで、
向こうから教えてくれるのです。

英語上達の最短ルートとは?

英語上達の近道は「積極的に」ガンガン挑戦することです。

最初は英会話に自信がなさすぎて、
明らかに困っている外国の方にすら
声をかけることをためらっていました。

でも、学んだことはアウトプット
しなければ本当の習得になりません。

ニコッと笑いかけるだけで、
向こうから話しかけてくれることもあります。

ぜひ積極的に英語を話す機会を持ってみてください。

まとめ

1.まずは中学校3年間の英文法をマスターしよう!

2.海外ドラマは3つの流れで視聴

①日本語字幕で5回視聴

  ↓

②英語字幕で5回視聴

  ↓

③10回目にはキャラクターのセリフをまねしてみる

3.シンプルな英語で、日記を書いてみよう

最後に

ご紹介した3つに共通していることが、
「継続」することです。

でも、これが一番難しいんですよね…。

私も英語学習以外は3日坊主だったので、
続けることの大切さも、
難しさもわかります。

続けるためのコツは、

「楽しむこと」

です。

もし1日忘れてしまっても、
そこであきらめないで!

次の日にやればいいんですから。

積み重ねは確実に
あなたの力になります。

独学で身に付けた英会話で、
英語ライフを楽しんでくださいね!