謝罪を伝える英語を基本から最上級までマスターしよう!

英語で謝罪するというと、真っ先に「I’m sorry.」を思い浮かべますね。

「ごめんなさい。すみません。」と謝罪するときに使います。

人間は誰でも失敗したり、まちがえたりしますが、
謝罪にもいろいろな場面や、度合いによって謝り方がちがいますよね。

今回は、英語で謝罪する方法について、
3つのレベル別に分けて丁寧に解説します。

基本のsorryを使ったフレーズからフォーマルなフレーズ、
そして、最上級の謝罪を表すフレーズなど、
いろいろな場面で使えるものばかりを集めました。

では、早速基本の謝罪表現から始めましょう。

謝罪を伝える英語表現

入れたてのコーヒーとチョコレートの画像

謝罪を表現する単語は3つだけ

謝罪を伝えるために使う単語は、

  1. sorry
  2. apologize
  3. regret

以上のこの3つで伝えることができます。

一つ目sorry

sorry は、形容詞で、「気の毒な、残念な」という意味もありますが、
「I’m sorry. 」で、「ごめんなさい、すみません。」という意味になります。

謝罪するレベルでも、比較的、軽い謝罪です。

そのためメールの返信が遅れた時の謝罪文にも使えます。

二つ目apologize

apologize は、動詞「謝罪する」という意味です。

名詞の apology=謝罪 もよく使われる単語ですから、セットで覚えてください。

sorry よりもフォーマルに使われるので、謝罪の意思は深く、
丁寧に謝罪している印象を与えます。

三つ目regret

regret は、動詞、名詞とも同じスペルで、
「後悔、遺憾」を表していて、失敗などを謝罪する場合は、
反省し申し訳なく思う気持ちを伝えることができます。

謝罪を表す単語でも最上級の謝罪になります。

英語で謝罪する3つのポイント

ポイント1:略語を使わないこと

I’m ~ のように略さないこと。
I am sorry for~ / We are sorry for ~ のようにbe動詞を略さないようにしましょう。

特に文面で謝罪する場合は気を付けましょう。

ポイント2: 短くひと言で終わらないこと

We are sorry. などのひと言で終わらせず、
We are sorry for / that ~など、謝罪の理由をきちんと明確にするようにしましょう。

ポイント3: 謝罪の気持ちを具体的にあらわす

sorry、apologize、regretの前に副詞を置くと、
謝罪の程度や深さを具体的に表すことができます。

[aside] truly  

(本当に)[/aside] [aside] deeply 

(深く)[/aside] [aside] sincerely  

(心から)[/aside]

これらの単語を使うことによって、
丁寧さや誠実さなどが相手に伝わりやすくなります。

日常会話とビジネスシーンでの例文

日常会話とビジネスとを分けて例文を紹介します。

対話文形式になっていますので、フレーズごとに覚えて使ってみてくださいね。

【日常会話】Sorry を使った謝罪

[aside]【頼まれた物の色をまちがえて謝る】

A: I told you to get a white T-shirt, not the black one. 

(白のTシャツを買ってきてって言ったのに、黒じゃないよ。)

B: Oh! I’m sorry. It’s my fault!  I will go back to the store and get a white one.

(えぇ! ごめんなさい! 私の責任です! お店に戻って、白色を買ってくるよ。)[/aside] [aside]【まちがったことを伝えてしまって謝る】

A: I am truly sorry for telling you about the misinformation of the KT school. I completely misunderstood. 

(KT学校について、まちがった情報を伝えてしまって、本当に申し訳ない。私は完全にまちがって理解していました。)

B: I understand your situation. It was complicated, but I could get the right information now. You don’t need to be sorry about it anymore. 

(あなたの状況は理解できます。複雑でしたね。今は正しい情報を得ることができました。もう謝らなくても良いですよ。)[/aside]

【ビジネス】Sorry を使った謝罪

[aside]【レストランで注文をまちがえた場合の謝罪】

A: This is not what I order.  

(これは私が注文したものとちがいます。)

B: We are sorry for the wrong order. We will get you the right order as soon as possible. 

(注文をまちがえてしまい、申し訳ありません。すぐに正しいご注文の品をお持ち致します。)[/aside]

【日常会話】apologize を使った謝罪

[aside]【友だちに失礼な態度を取ってしまって謝る】

A: I deeply apologize for being rude the other day. I hope you will forgive me. 

(先日は、失礼な態度を取ってしまって、本当にごめんなさい。許してもらえるかしら。)

B: I accept your apology, but what’s the matter with you? It’s not like you. 

(許してあげるよ、でもどうかしたの?あなたらしくなかったよ。)[/aside]

I accept your apology. は、謝罪を受け取る→許してあげる、という意味です。
相手の謝罪を受け入れる際によく使うフレーズですので、覚えておいてください。

【ビジネス】apologize を使った謝罪

[aside]【予定が遅れていることを謝る】

A: We must apologize for the schedule delay. We will fix the problem right away. 

(予定が遅れておりまして、お詫びしなくてはなりません。すぐに問題を解決します。)

B: I understood. I need to get it by next Monday. That’s the final deadline. 

(わかりました。来週の月曜日には必要です。それが最終期限です。)[/aside] [aside] 【会議の日時をまちがえて伝えたことを謝る】

We’d like to express my sincere apology that we misunderstood the date of the meeting.

(会議の日時に誤りがあったことを、心よりお詫び申し上げます。)[/aside]

【日常会話】regret を使った謝罪

[aside]【恋人を傷つけてしまったときの謝罪】

A: I truly regret what I said to you. I wish I could take it back. 

(あなたに言ったことについて、とても反省しています。あんなことを言わなければ良かった。)

B: You hurt me, you know. I think we need time to think about us. 

(あなたは私を傷つけたのはわかってる? 私たちには時間が必要だと思います。)[/aside]

【ビジネス】regret を使った謝罪

[aside]【クライアントの期待に添えなかったときの謝罪】

A: I deeply regret that I was not able to meet your expectations for our new product. We will reconsider it from your feedback. Could you possibly give us another chance? 

(新製品に関して、ご期待に沿うことができず、大変申し訳ございません。ご意見を元に再考致します。もう一度、機会をいただけませんでしょうか?)

B: I understood. Let’s say I give you one week. I look forward to hearing from you. 

(わかりました。一週間でどうでしょうか?楽しみにしています。)[/aside]

【その他のフレーズ】

その他の謝罪フレーズとして、「心からお詫び申し上げます。」も覚えておきましょう。

[aside] I’d like to express my sincere apology / regret~  [/aside]

お詫びを表すapology は、apologize の名詞形です。
regretのスペルは同じですが、動詞ではなく、名詞として使っています。

【ビジネスシーン】最上級の謝罪文の作り方

謝罪するときのポイント

日本語でも英語でも、特にビジネスにおいて謝罪する場合には、いくつかのポイントがあります。

  1. 自分の非を認める、責任の所在を明らかにする。
  2. 反省し、謝罪の意思を丁寧に伝える。
  3. 二度と同じまちがいをしないための改善策を提示する。
  4. 誠意をもって対応する。

とにかく、失敗やミスをして相手に迷惑をかけている訳ですから、
謝罪する場合には、誠心誠意つくすことが大切です。

トラブルを起こした後も、継続的に良好な関係を築きたい訳ですから、これからどうするのか、
改善策を提示することで相手に許してもらう必要がありますね。

ビジネスの場面では、できるだけ謝罪をする状況がない方がよいですが、
ミスはつきものですから、起こってしまったら、しっかり対処することで、
その後の信頼関係が決まるでしょう。

【メール】謝罪文で使える例文


謝罪する場合の文面について紹介します。

口頭での謝罪より、表現は硬く、そして、より丁寧に、
そして明確に伝えることが大切になってきます。


そのままでも使える例文を用意しましたので、ぜひ参考にしてください。

例文の状況は、まちがった商品を送付してしまい、
ミスの謝罪と対応について報告するメールとします。

[aside]冒頭に使う決まり文句

We apologize for the inconvenience and thank you for your understanding. 

(ご不便をおかけし申し訳ありません。ご理解いただきありがとうございます。)[/aside]

遅延に限らず、相手に迷惑をかけている場合に使うことができます。
決まり文句ですので、センテンス全て、丸覚えすることをおすすめします。

[aside]どのようなミスをしたのか明記し謝罪する

We would like to express our deep regret for sending the wrong product. 

(まちがった商品をお届けしてしまったことを心からお詫び申し上げます)[/aside]


最上級の regret を使い、would like to も合わせて使うことで、より丁寧さが増します。

[aside]どうしてミスが起こったのか理由を説明する

The mistake has occurred because of our lack of capacity for a huge amount of orders.

(ミスが起こった原因は、注文が殺到していることに対しての、対応が追いついておりませんでした。)

We already sent you the right product on 3rd May. It will arrive in a few days.

(再度、正しい商品を3月3日付で送付致しました。数日で到着する予定です。)[/aside]

正直さ、誠実さが問われる箇所ですから、具体的に原因を明らかにして、
対応策も続けて述べると印象が良いでしょう。

文末に使える例文

[aside]再度、謝罪する
Please accept our apologies for causing such inconvenience. 

(ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。)[/aside] [aside]締めのことば
Thank you very much for your patient and understanding. 

(ご辛抱とご理解のほど、よろしくお願いいたします。)[/aside]

3つの単語のレベルは英文メールでも一緒です。

sorryを使うときは謝罪レベルが低く、
apologize、regretになるにつれて、
謝罪のレベルが高まっていきます。

謝罪メールを受け取るときも、
どれくらいの度合いなのかを測る1つの指標になることでしょう。

まとめ

今回は、英語で謝罪するフレーズについて紹介しました。

謝罪の意味で使われる基本の単語は3つでした。

  1. sorry
  2. apologize
  3. regret

sorry が一番謝罪の度合いは軽く、よりフォーマルにするなら apologize。

そして、最上級の謝罪は、regret を使うと紹介しました。

謝罪するって、本当にむずかしい! っと思います。

今回紹介したフレーズを参考に、謝罪についての英語をぜひマスターして下さいね。